復讐のkiss
「なりは男の格好だが、

お前の顔はどこから見ても、

女にしか見えない。

今日の所はこれで引き下がろう」


そう言って微笑んだかと思うと、

次の瞬間、

私は意識を失った。

・・・男は、

私のお腹を、一瞬の隙を見て殴ったのだ。


あまりにも俊敏な動きで、

私は何もできなかった。


男は私を肩に抱きかかえ、

その場を去ろうとする。

でもそうさせないようにジェフティが、

進路を妨害する。


「ここは通さない」

真剣な顔で言い放ったジェフティ。



「・・・それはどうかな?」

そう言ってニコッと微笑んだ男。


ジェフティは、後ろの気配を感じ、

振り返ったが、時すでに遅し。

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