復讐のkiss
「これ以外に何かされたか?」


「…いえ」


「・・・そうか」


私の答えに、少しホッとしたのか、

ラメセスは溜息をついた。


・・・ッ!

「ラメ・・セス・・」

突然、私の首に、唇を這わせたラメセスは、

私の静止も聞かず、

何度もキスを繰り返す。



「…ぁ・・やめ、て」

驚きと戸惑い。

ラメセスにこんな事をされてるにもかかわらず、

嫌悪感なんか抱かなかった。


…むしろ、安心して、

涙でラメセスの顔が歪んだ。


…ラメセスは、

私の両親を殺した男。

憎い男なのに・・・

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