復讐のkiss
ジェフティも、ジュセフと共に、

明日からの本戦について、

話があると言われ、ついていき、

部屋には、私とラメセスの二人になった。


「…ミラ」

私の名を呼んだラメセスは、

後ろから優しく体を抱きしめた。



「…足手まといになってすみませんでした」

小さな声でラメセスに謝罪する。



「全くだ・・・

オレがどれだけ心配したかわかるか?」


「・・・」

ラメセスの心配がどれだけモノか、

私には計り知れない。


そっと私の体を自分の方に向けた。

…ビクッ。

私の首に触れるラメセスの手は、

心なしか、震えていた。


「大事な体に傷をつけて・・・」

ラメセスは、キスマークの事を言ってるんだろう。
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