復讐のkiss
「何だ、ジェフティ」


「…ミラ様の事、本当に守ってくれるのか?」


「当たり前だ。オレの大事な妃だ、

必ず守る・・・」



「…ミラ様」


「・・・何、ジェフティ」


「無理だけはなさいますな・・・

危ないと思ったら、必ず逃げてください。

一人じゃダメだと思ったら、助けを求めてください」



「…うん、約束する」


「必ず、元気に、イスタに帰ってくると、

約束してください」


「…約束」

私は、ジェフティの両手を握りしめた。

・・・

「ラメセス王、オシリス殿・・・

ミラ王女を、宜しくお願い致します」

そう言ったジェフティは、深々と頭を下げた。
< 98 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop