散華の麗人
日が沈み、辺りは松明がなければ全く見えない。
そんな中、一正は暗闇を見据える。
「陛下。」
茶々が一正を見上げる。
「明かりをつければ敵に見つかるかもしれん。」
「しかしながら、これでは先が見えません。」
「大丈夫や。」
そう言って笑む。
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