散華の麗人
「漸く、終わったか。」
一正は書類を終えて、息を吐いた。
「陛下。」
風麗が案じるように一正を見る。
「そんな顔すんなって!わしは平気や。」
困ったように笑いながら言う。
その顔は酷く窶れている。
立て続けにあった政務と千代が死んだショックだろう。
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