カタオモイからはじまる恋

定まらない


それから退屈な日々を過ごしていた。

瑆くんはいつも通りで、
カイラは乙女に目覚めていて、
悠稀はあたしのこと完全無視。

あたしには凪海しかいなくて
なのに、奴は相変わらず
早退やらサボりやら…飽きれる。

とにかく退屈な日常。


そんな日常から助けてくれる
天使が現れたのだ。


「メイちゃん迎えに来たよ♪」

天使こと爽翔。

「なんで?」

「寂しかったから♪」

と笑顔で言うけど、
ここは学校の門の前でして

これを見てる人、会話を聞いた人、
絶対1270%勘違いされましたね。

「あたしを迎えにですか?」

「メイちゃん以外に誰がいるの?てか、早く車乗って‼︎早く早く‼︎‼︎」

急いで車に乗せられ、出発。



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