俺のこと好きになるの禁止だから!!

言っていた

本番は突然のようにやっくる。



まだ、3日ある。


まだ、2日ある。


まだ、明日がある。


そう思っている間に、本番を迎えた。



クラス全員。


いや、出口さんを除く全員で今日という日を迎える。


彼女は今日は欠席だ。


楽屋裏で衣装に着替えた私たち。


男装した私に女装したツバサ。


ツバサは男の子とは思えないほどきれいに出来上がっている。


私の方は…スーツがぶかぶかで明らかにちんちくりんなんだよなぁ。




「…これ、出落ちってことはないかな…?」



「まぁ、そういうのはあきらめろ」



「準備はいいか?」
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