俺のこと好きになるの禁止だから!!



「どーしたの?」



「いや、もうじき普通の生活に戻るって思うと少し…な」



「うん?」



「今日入れてあと5日だろ?」



「そだね、3日間の後期補習は始まってるしもう夏休みも終わるもんね。」




「そうじゃなくて…」



ツバサはつまらなそうな笑顔を私に見せながら話す。



「文化祭が5日後だろ?練習も終わりだな。」



そっか…



練習、もう終わっちゃうんだ。



そう思うと、なんだか急にさみしくなった。




「…なんだか、さみしいね…」



「なぁ唯?」



「んっ?」



「実はさ言おうとは思っていたんだけど…」



言おうって何を?




「…いや…」



そう言いかけて



「文化祭、いい劇にしような」



と言いそれ以上は話さなかった。


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