イジワル上司のヒミツ
「大丈夫?(汗)」

「手伝おうか?」




帰りしたくを終えた梓と紗耶香が、私に近寄ってくる。





「いいよ(泣)あとちょっとだから、頑張る!」

「部長も鬼だよねー。ちょっとのミスくらい、見逃してくれればいいのに」

「ホントだよ!なにも、残業させなくたっていいのにね~」


梓と紗耶香は、顔を見合わせて言った。



今日、私は一人残業…

仕事でちょっとしたミスをしてしまい、部長に残業を命じされた(汗)




「2人とも…これから飲みに行くの…?」

「うん!銀座で飲もうと思って♪」

「早く終ったら、美玲も来なよ!待ってるから」

「………うん」


いいなぁ…

私も、今から飲みに行きたいよー




「じゃあね」

「頑張って〜」


梓と紗耶香が、オフィスから出て行く。




あーあ、行っちゃった…


オフィスにぽつんと1人残された私は、悲しい気持ちになりながら、パソコンのキーを打つ。




よし、頑張るか…
< 8 / 310 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop