イジワル上司のヒミツ
少し気合を入れ、パソコンに向かう。

そして時間を忘れて、仕事に打ち込むと…あっという間に仕事は片付いた。けれど……





えっ…もう9時!?


気がつくと…時計の針は、9時を過ぎている。



すぐに終わる内容だと思ったのに…思ったよりも時間かかっちゃった…

梓と紗耶香のところには、行けそうにないや…

今日は断って、真っ直ぐ家に帰ろう……


私は梓たちにメールを打ち、帰るしたくをしたあと、会社を後にした。

そして、どっと疲れた体を引きずるように電車に乗り、家に帰った…










ーーー
ーー


ガチャ


「ただいまー」


家の玄関のドアを開け、履いているヒールをやや乱暴に脱ぐ。



「おかえり〜遅かったね」


キッチンから顔を出したのは、妹の茉莉。




「うん…今日残業でさ…」

「マジで?お疲れ(汗)ご飯出来てるけど、食べる?」

「食べる食べる♪着替えてくるね」


私は脱衣所でストッキングを脱ぎ、スカートとシャツも脱いで、洗濯かごへ…






「今日は、彼氏んとこ行かないの?」


下着姿のまま、茉莉に話しかける。





「うん。今日は彼氏バイトだし」

「そう…あんた明日はバイトだっけ?」


自分部屋に行き、部屋着に着替えながら茉莉に聞いた。
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