幽霊女に恋をした。
「そんなやつは、とっとと成仏して、居なくなればいい」
そんなやつっていうのは、私の事なんだろう。
「...確かに、悲しいだけかもしれない。だけど、幽霊だろうがなんだろうが、こいつは...」
龍さんが、大きく息を吸い込んだのが
わかった。
「こいつは、俺の大切なやつなんだよ!」
その言葉が、龍さんから発せられた
その瞬間、胸に、温かいものが広がった
気がした。
どんなにひどい言葉を浴びせられても
龍さんのその言葉が、全て洗い流して
くれるかのような。