幽霊女に恋をした。
龍さんは、顔を背けたまま動かないし...
「あの...龍さん...どうか、しましたか?」
「なんでもない」
返事が早いっ!
即答で帰ってきた言葉になにを返したら
いいのか、わからなくなる。
「龍、なに赤くなってんだよ?」
不思議そうな柊羽さんの声が横から聞こえて...
「なってないって」
と、 龍さんはため息混じりに言う。
龍さんが赤く...?
...なってる、かも...!
「龍さん、熱中症じゃないですか?大丈夫ですか?」
そう言いながら、私は龍さんに駆け寄る。
すると、龍さんは、少し顔をあげて
うんざりとしたようなため息をついた。
な...なんで!?
心配しただけなのに、なにもそんな
うんざりしなくたっていいのに...