幽霊女に恋をした。
その準備が終って、家に戻ると
今日は明かりがついていてほっとした。
「ただいま戻りました…」
というと、龍さんが部屋から出てきた。
「お前、学校抜け出したりして…心配するだろ」
予想とは違って、行先は聞かれ
なかった。
「ご…ごめんなさい…」
そう謝ると、龍さんは優しく
「疲れただろ、ちゃんと休んどけよ」
と言って、また部屋に戻っていった。
それを、私はぽかんと見送る。
こんなにあっさりと、言い訳もせずに
すむとは思ってなかった…