Wonderful DaysⅠ
「───で?」
『え?』
ぶつぶつと不満を口にする慧に、「何の用だ」と先を促せば
『あ、そうだった。ビッグニュースだよ、魁君! 今さぁ……』
思い出したかのように話し始めた内容は、耳を疑うようなものだった。
「……それ、いつの話だよ」
電話越しの声が遠くに聞こえるほど、心臓がうるさく脈打つ。
『いつって……今だけど』
「場所は?」
『えーと、確か……』
慧の口から伝えられた情報は、ここ数日躍起になって調べ回っていたもので。
俺が寝不足になっている理由の最たるものだった。