The side of Paradise ”最後に奪う者”

気にかかっている点はいくつかあるが、自分で出来る可能な限りは完璧だ。

だから日本にいる涼は健やかに、自分がいない世界を生きているはずだ。

晴れ晴れと心軽やかに。

装飾過剰の陶器製の置時計が、チンチンと鈴を振るわせて時間を告げた。

さあて、行こう。

出勤の時間だ。

綺樹はトレンチコートを取り上げた。
< 5 / 819 >

この作品をシェア

pagetop