またね…
そして、私は自分の机に入ってあるカッターを取り出した。





香奈、今までありがとう。





この一言だけカッターで机に掘った。




そして、私は自分の右手を深く切った。



血がじわじわと出てくる。




これで楽になれる…






先輩…





私は先行くよ…







先輩はずっと後に来るんだよ…





ちゃんと病気を治して、幸せになるんだよ…








こうして、私は目を瞑った…



そのとき、私は一粒の涙を流した…。








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