またね…
だから私は同じ過ちはしない。





もう自分で命を絶ったりしない。






先輩を安心させるためにも私が頑張らなきゃいけない。





でもね、たまに思うんだ。






先に逝く方も辛いけど、残された方も辛いって。





先輩がいなくなったら私、どうなるかわからないよ。




不安だよ。






約束守れなくなるかもしれないよ。






だって、先輩とずっと一緒にいたいもん。







「美希!どうした〜?」




先輩が私の顔を覗いて来て私は現実に戻った。




「なんでもないよっ!さっ、帰ろっか♪」





太陽が沈む中、私達は自分のペースでゆっくりと…



ゆっくりと…





病室へ戻って行った…











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