契約妻ですが、とろとろに愛されてます
真宮家は日本でも有数の大企業の一族。琉聖さんの実家は都内でも高級住宅地の一角に豪邸を構えていた。


車が門をくぐり、純和風の家の前に止めた。


意外なお屋敷にポカンと大きな家を見ていた。貴子さんの雰囲気からして洋館を想像していたのだ。想像とかけ離れていてしばし純和風のお屋敷を見ていた。


「どうした?」


私に琉聖さんが声をかける。


「え?……想像と違っていたから」


「想像?」


「うん、洋風のお屋敷を想像していたの」


「ああ……あのお袋だからな」


琉聖さんは玄関前に車を停めエンジンを切った。


「柚葉ちゃん!」


玄関から貴子さんが出くるとふわっと抱きつかれた。


「退院、おめでとう」


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