契約妻ですが、とろとろに愛されてます
しばらくしてお風呂に入り、バスタオルを身体に巻いてパウダールームの鏡を覗き込んだ。


唇がヒリヒリする……。


「琉聖さんってキス魔だ……キス魔だけに上手だけど……」


経験の少ない私でも、琉聖さんのキスは上手なのはわかる。いつもキスだけで身体の芯が蕩けるようになってしまうから。


少し腫れた唇に薬用リップを塗る。琉聖さんはまだ仕事があるらしく書斎で仕事中。


華奢な肩紐の白いナイトドレスを身に着ける。サラッとした生地が身体を滑る。


琉聖は女らしい装いらしくが好みのようで、今まで自宅で愛用していたパジャマ代わりのホットパンツにTシャツはここに住み始めてから着ていない。


初めて着るナイトドレスに鏡の前でくるっと回る。


えっ……。


背中がかなり開いていて肩甲骨が髪の毛の間からのぞいている。


こんなの実家では着られないな……琉聖さんの前でだけ……だね。


髪の毛を乾かし化粧水と乳液でスキンケアを済ませると、ふわふわのピンクのスリッパを履いて書斎へ行った。

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