花びらとともに、散りぬるを。


「そんなにストレートに言うなよな…」

佐々木くんが黒板を見つめながら言う。


「俺、そんな風にしてたつもりないし…それに言われたのも初めて。」


すると、顔をこちらに向けながら言った。



「その………。



あ、ありがとな。」



頬を赤くし、はにかみながら言うその姿に、私の胸はドクンっと大きく音をたてた。



「いや……えっと……こちらこそ?」



佐々木くんのバカ。
そんな風に言われたらこっちも恥ずかしいじゃないか。


そう思いつつも、嬉しくなった私は佐々木くんに微笑んだ。



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