恋愛、友情。ときどき涙。2
「音ちゃん……」
「……ごめん。
あたし……本当に綾乃のこといっぱい傷つけて……。
……でも、もう大丈夫だから」
何が大丈夫なのかは自分でもよく分からない。
でも、言葉に出せば大丈夫になる……そんな気がしただけ。
自分でも言ってることがよく分からなかった。
とりあえず思いつくままに言葉を並べて発してる……。
おかしい。
自分が、一番おかしい。
「音ちゃ……」
「あ……もうすぐチャイム鳴るよ。
教室戻ろう。
先生に怒られちゃう」
……こんなのあたしじゃない。
あたしは……こんなんじゃない。
何だろう……この胸にある喪失感は。
何で……こんな気持ちになるんだろう。
……分からない。
………ううん、本当は分かってる。
ただ、気づかないフリをしてるだけ。
そうじゃないと……決心が鈍るから。
無理にでも自分の気持ちを抑えつけないと……もっとおかしくなってしまいそうだから。