恋愛、友情。ときどき涙。2
……本当、ダメだな。
俺って……。
ダメすぎてもう笑える。
……壁に寄りかかりながら息を吐く。
……監督、怒ってっかな。
だけど、こんな状態で行く方がきっともっと怒られる。
やっぱ……帰ろうかな。
明日、全力で謝れば何とかなるだろ。
いろんなことが頭で渦巻いていて……もうとてもサッカーなんてする気にはなれない。
「……帰ろ」
一応陽太にメールしとくか。
そう思ってメールの作成画面を開いた……その時だった。
「海斗」
……随分久しぶりに聞いた声。
俺は驚いて顔を上げた。
綺麗な地毛だという茶髪が日の光に照らされて光っている……。
「……湊先輩……」