リア恋DASH!
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目が覚めたら

どうやら、そのままベッドの上で、丸まって寝てしまったみたい。


重たいまぶたをこすりながらリビングに行くと、

弟の美善(みよし)があたしを見上げて、

飲みかけていた牛乳をぶはっと吐いた。


「汚いなあ、みよ。」


「もぉ姉ちゃん何それブサイク~」


「はあ?


 だからなんだ?だからなんだ?

 あたしがお前に迷惑かけたか~?

 ん~?」



 げんこつ2つでぐりぐりと頭を攻めてやった


「んっぎゃ~やめれ~


 母ちゃんもぉ姉が家庭内暴力する~っ」


ベーコンエッグ片手に

やってきた母が

テーブルに置きながら、

「望南、ホント目ひどいから、

 ご飯食べたら、タオルで冷やしてもうちょっと寝てなさい。」


「わかってるよ」

トースターにパンを押し込んで

席に座る。

や~い、という態度な美善をじろりと一瞥して

フォークを手にとった。


ああ、目が痛い瞼重~い。













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