怪物眠り島



森の中に歩き出す村長さんに続き、私も荷物を肩に歩き出す。





「お礼なんて、こっちのセリフですよ。」



不意に漏れた老人のつぶやきは…私には届かなかった。



「生贄が増えて…主様もさぞかし、喜んでおられることでしょう」



「…え?何か言いました?」



「いえ…ただの独りごとです」





独りごと…?



不審な村長さんに私は眉をしかめる。



老人はニヤリと笑った…。














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