私とキミの距離



「……うん?……わかっ、た……?」



あまりに見つめられて
答え方が疑問形になってしまった。


私の返事に満足したのか、
少し嬉しそうな顔をしてから




「意地悪で、ごめん」



と、机に突っ伏しながら寝てる高畑くんの後ろ姿に呟いた。




「………?」




結局、よく分からないまま授業が終わった。




……変なドキドキが
止まらないまま。
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