私とキミの距離


篠田くんが見えるから。



話しかける勇気なんて持ってない



だから、見つめるのが精一杯。


そしてこの席は最適。


気に入ってたんだけど…。


席替えなんてして離れたら、見つめることが出来ない。



それは、つらい。




「…………。」




反対する暇もなく話が進まる。




「じゃあくじ引きねー!」



どうやら、くじ引きに決まったみたい。
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