その笑顔に嘘はないの




岡本くんとは他校だけど、
たまたま同じ電車で学校に通っていたから知り合った。


麻耶が一目惚れして、
猛アピールして告白した。


あたしも一目惚れしてたけど、
麻耶も好きだったからメアド交換するくらいだった。



だってまさか付き合うなんて...ね..



「り...ん..ん、凛っ!!」


「へ?」


「何ボーッとしてんだよ。
電車来てるぞ。ほら、行くぞ。」


あたしの腕を引っ張り電車に乗り込む岡本くん。
横顔がキレイでとても優しい目だった。


「ん?何そんなガン見しちゃって。
ぁ、引っ張りすぎて痛かった?ごめん。」



「あ、ううん。なんでもないの。」



そういう細かいとこまで心配してくれるその優しさに惚れたんだなぁ..


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