東京ロマネスク~冷酷な将校の殉愛~《完》
黒味のかかった紫色の髪にエメラルドの瞳。


理知的な風貌で黒い服に身を包んでいた。



「…名前は?」



「秘密です…」



「貴様も陰陽師か?」



「はい…時間がありません急ぎますよ」


俺は名も知らない成宮の僕と共に帝様がお座りなる最上階のドレスサークルを目指す。



「何だ!?貴様らは!!?」



「貴方はドレスサークルに急ぐのです!!ここは俺が食い止めます!!」






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