東京ロマネスク~冷酷な将校の殉愛~《完》
女優である千愛さんは周囲に正体が分からぬようにと大きな色付きの眼鏡を掛けて、綺麗な素顔を隠す。



しかし、顔を隠しても、白い素足は隠さなかった。


運転途中も彼女の短いスカートの丈に胸をドキドキさせて、目のやり場に困った。



「スカートの丈…短くないか?」


「え、あ…そう?」



周囲の女性の服装を見ても…この時代の女性は肌を露わにする事に全く抵抗を感じていない。



逆に男の目を自分に向け、己の魅力を見せつけているようだったーーー・・・








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