SS男子の落とし方
「キスくらい良いだろ?付き合っ...」


咲也君がピタッと止まった。


咲也君の視線の先には、小さくて可愛い女の子がいた。


「咲也...」


可愛い声に色素の薄い綺麗な髪。


外国のお人形さんのようだった。


あぁ、この子だ。


誰なのかすぐに分かった。


一瞬で今までの楽しい気持ちが消えていく。



「マリア...どうしたの?」


私には見せない爽やかな咲也君がマリアさんに優しく笑いかけた。


マリアさんは、私が思ってた以上に可愛くて綺麗だった。


私なんかより、ずっとずーっと咲也君の隣が似合う。



「咲也は...その子と付き合ってるの?」


か弱い声が咲也君を捕まえた。
< 189 / 379 >

この作品をシェア

pagetop