SS男子の落とし方

落ちました。

「こんなもんか?」

咲也君が後ろから覗き込んで確認する。


「う、うん。」

な、何か恥ずかしい。


「また赤くなってんのか?」

クスクス笑う声が後ろから聞こえた。


「そうやって...
咲也君はいつも私を馬鹿にする。」


咲也君から離れようとすると、腰をグイッと引かれた。


「逃がさねぇ。」


後ろから抱き締められる形になってしまう。


「咲也君??」


咲也君はどんな顔をしてるの?
< 293 / 379 >

この作品をシェア

pagetop