SS男子の落とし方
「私は咲也君の誕生日を祝う話をしてるんだけど。」


「は?俺、誕生日じゃないけと。」

え?嘘!?

上手くリアクションが出来ない。


「じゃあ、この丸と文字の跡は?」

カレンダーを指差す。

「あの馬鹿兄貴が芽衣の為に『忘れずに祝うように』って勝手に書きやがった。」

何故、私??

今、思ったけど、初めから晋也さんに聞けば良かったな...


「やっぱり兄貴に騙された。
本人気にしてねぇし、祝う必要なんかこれっぽっちも無かったじゃねえか。」

咲也君がボヤきながら、ケーキの箱を開けた。
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