先生、教えて。
八代は目を見開いて二菜と翼を凝視していた。
今朝はさっさと家を出たから、初めて顔をまともに合わせたことになる。
いや、そんなことより。
何てステキすぎるタイミングなんだろう。
抱き合っていた二菜たち。
そして今、一方的とはいえ手を繋いでいる二菜たち。
どうしていつもこうなるんだろう…。
「二菜ー、後で職員室な」
流石に教員たちの溜まり場なため、八代は控え目だった。
が。
「…来ないと殺す」
ボソッと付け加えられた物騒な言葉を、確かに二菜は聞き取った。