お前は僕の所有物…【BL】
俺は…お前の物じゃない…
「ありがとう…守琉も一緒で…」
「いいよ…薫が喜ぶならそれでいい」
「ありがとう…千佳花…」

だけど…なんで俺

「鎖で繋がれてるの…?」
「逃げないため、
何があっても逃がさないけど
僕はこの数年間お前だけを思ってたよ」

「えっ…?」

「でも…お前は弟が大事なんだろう?
だからあんな危険を犯した…」

「俺を…縛り付けて置くつもりか…」

「約束しろ…僕の側にずっと居ると…
そしたら、離してあげる」

千佳花は、俺の頬に触れると
俺の口にそっとキスをした。

「お休み…薫」
「…」

カチャカチャと音を立てて
俺は腕がすり抜けないかと必死に揺らした

「なんだ…?寝れないの?」

「あっ…ごめん…起こして…」

「うん…別にいいけど…
早く約束した方がいいんじゃない?」

「なっ…」

「僕の執事になりなよ!薫!」
「えっ…?」
「そしたらずっと一緒だ!」

千佳花が笑った…
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