私たち ~2人の関係~
マドカが気にしてた通り授業が終わった頃に教室に戻ると


みんなの視線が半端なかった


だからまっすぐに自分の席に向かってるマドカの肩を抱き寄せた


え?とかやだとか色んな声が聞こえてきて


マドカの耳元で小さく「やっぱマドカの言うとおりだったな」って言ってみたら


『ちょ…何してんの!?』


ビックリしてるけど振り払おうともしないマドカ


『俺と付き合ってみない?』


『……本気?』


『当たり前』


本当はこうなるとは思ってなかった


でも気になるって思ってた頃から俺はきっとマドカに惹かれてたんだ


だから


『嫌だって言われても離さないけど』


返事も聞かずに抱きしめた


マドカが隣にいてくれるなら


俺はきっと幸せだ


【END】

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