僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
彩菜?


そんな彩菜の仕草に俺は違和感を感じた。


いつもと違う・・・


昔から彩菜は嫌なことがあったら酒を飲んでは
愚痴を言って絡んでくるけど、
本当に嫌なことが合った時は何も言わない。


こうやって何もなかったように明るく振舞い、
ただ甘えるような仕草をするんだ。


「彩菜」


俺は彩菜の顔をじっと見つめた。


「何があったんや?」


「柊哉・・・
ホンマ、ホンマ何もないって!」


彩菜はそう言ってまた俺から目を背けようとする。


「彩菜!」


しかし俺は、背けようとする彩菜の両肩を持ち、
体を向かい合わせた。




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