王子様と恋したい


昴「……ね?(ニコッ」




こいつ、絶対腹黒だ。
かず兄と同じにおいがする…



「は、はい…」



これはこう返事をするしか無いよね…
本当にわたしはついてないよ。



蓮「本人も承諾ってことで、早速紹介しに行くぞ。」



いやいやいや、完璧脅しだけどね。
え、というか……


「誰に紹介をするの…?」




優「んなの、俺ら龍炎の全員に決まってんだろ!」




ですよねーー。
わたしの顔色は一気に青くなっていると思う。



光「お〜い、全員揃ったみたいだぜ~」



幹部室は、2階。
どうやら1階にもうみんな集まっているらしい…



春「なっちゃ~ん!!行こ〜~??」



春に手をとられて少しサビついた階段を降りていく。


もうこれは、腹をくくるしかないな…
かず兄にも潤にもお説教されるだろう。


いや、お説教だけで済むのだろうか…?




頭で色んなことを考えていたら、いつの間にか目の前には龍炎の大勢の人がこちらを見ていた。



うっ。さすがNo.2…人の数も龍月と同じくらい多い…









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