王子様と恋したい


『おはようっす‼優サンッ!夏希サンッ‼‼』


優「おう〜」


『今日も綺麗っすね夏希さんっ!よかったら、これどうぞっす!!』


「あ…ありがとう…」



イチゴジャムパンを正門でもらいながらわたしと優は学校に入る。



朝から挨拶の嵐。
慕ってくれるのは嬉しいけど、目立つは正直嫌。ものすっごく嫌だ。



そんなこんなで教室に向かっていると、ふと思った…



「ねぇ、そういえば優達って何組?」



そういえば学年もクラスも聞いてなかった。
学年は多分同じだろう。
先輩とか今さら言われたら正直、びっくりだよね。



優「はぁ⁈今更かよ!俺ら5人ともお前と同じクラス!!ちなみに俺はお前の隣りの席だぜ~」




あ…
思い出した。



そういえばわたしの席の周りはきれいに5つの席が空席だった。

もしかして理事長は、最初に会ったときこのことを言いかけたんだろうな…



あたしのクラスには"龍炎の幹部がいるよ"って…





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