ルーツ
僕は冷たい銃口が後頭部に押し付けられるのを感じました。





「驕りは油断でもあるんですよ。
あなたは驕ったがために、


電話で話す相手はここには居ないという錯覚に陥った。
賢いあなたなら普段考えられないことでしょうけどね。」



背後からルーツの肉声が聞こえてきます。



一度ならず二度もルーツにはめられた。
しかも簡単なトリックに。

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