Zutto

拓海 Side

[拓海先輩早くして下さいよ。もう、みんな集まってますよ。]

「だーーーーー!!だから、俺は、いかねーって!他の奴誘えばいいだろ!!なんで、俺が・・・・」


俺は、嶋本 拓海 3ヶ月前に大学を卒業したばかり。で、今日は、久しぶりに大学のサークルの後輩達をからかいに来たのだが、ひょんなことから、後輩達の合コンに引っ張られる事になった。社会人になった俺が大学の後輩と女子大生と合コンなんてありえないだろう…普通・・・。



[あーもう!いいじゃないですか。可愛い後輩のためじゃないですか。それに今、先輩フリーなんでしょ。でも、合コンの時は、俺達と同級と言う事でお願いしますよ。]


そんな事を言って大学の後輩 三門 裕史は、俺の事を引っ張って居酒屋へと向かう。





「わかったから。わかったから。じゃあ今日の会費は、お前らたちの奢りな。」









ガラ、ガラ、居酒屋の暖簾を潜り予約席にムスットして座る。

裕史が、まず先頭を切って自己紹介をして、各々が名前を告げる。



俺の前に座る小柄な女が、喋る

“中西 ひかり・・・・・・・・H女子大1年生です。”




「嶋本 拓海・・・・・。」 

< 3 / 10 >

この作品をシェア

pagetop