好きになったのは、一匹狼でした。



土田に前に助けたロリータの格好をした女の子が気になると話をしてから、


その名前も知らない女の子のことを“ロリータちゃん”と呼ぶようになった。




「その様子だと見つかってはないのか」



くくっと笑いながら言う。


どうせ見つからないと思ってんだろ、お前だって。



そんな土田を無視するように、


もう一度背を向けて、寝る体制をとった。






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