Only One──君は特別な人──
「──水谷、25日って予定あるよな?」
「はい。ありますけど」
作業場に着くと、先輩の大野さんにクリスマスの予定を聞かれて答えた。
「だよな。ラインのメンバーでスケジュールが空いてる奴は、焼き肉屋さんい行こうって話になってさ。まぁ。予定あるならいいや」
そう言って、大野さんはあたしの前からいなくなった。
クリスマスに焼き肉って、やけ気味な感じだよね。
どいつこいつも楽しく過ごしやがってよ~みたいな。
あいにく、あたしのクリスマスは決まっている。
竜くんと過ごすんだから……。