八神 零
黒いバイクに近付いて、ガッと車体を蹴る。
それから暫くさばくっているとエイトが騒ぎだした。
「レイ、何してんノー?」
「…よし、できた」
それには返事をせず、バイクに跨がると慌ててこちらに駆けてきた。
「まっ、」
「分かってる。後ろ乗りな」
焦った顔から安堵に変わったエイトは俺の後ろに乗った。
「なー、さっき、何してタ?」
「マフラー改造」
エンジンを噴かすと騒がなくなった音にああ、とエイトは頷いた。