生徒会室まで来なさい。
「アンタ何なの!?本当にいい加減にして!!」

私は力を入れてカバンをひったくって、生徒会室から飛び出した。
開け放したドアが、どうなったかは知らない。

ていうか、何なのあいつ!!
成績優秀で先生からの信頼も厚い、お堅い生徒会長なんじゃなかったの!?
靴を舐めさせるわ、私の秘密は知ってるわ、一体何者なの!?
それに…かわいいって、かわいいって、何!?
男の子にそんなこと言われたの初めてなのに、全然嬉しくない!!

何だかとても恐ろしい目にあったことを今更ながら実感して、涙がこぼれそうになった。
恐怖と怒りとで頭の中がぐちゃぐちゃになって、廊下を全速力で走っても、瀧澤の体温がまだ身体から飛んでいかなくて、叫びだしたくなった。

というか、耐えられなくなって思いっきり叫んだ。

「生徒会なんて辞めてやるーーー!!!!」

私の慟哭は校内に響き渡った。
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