私の彼はワケ有り彼氏!?

悪魔の偽王国

「痛ぅ…」
そこは
暗い海の底の奥底の様な
辺り一面深海色の薔薇が広がっていました。
「ユカタン?どこ?」
見回して。見回して。
だけどユカタンは見つからない。
「僕を呼んだのは…君?」
振り向いたら、何処かの男が私に
その、雪の様に白い手を差し伸べていた。
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