初恋が実るとき・前編~あの夏を忘れない~
おばあちゃんとお昼を食べて
「また来るからね」

ちょっと寂しそうにしてたおばあちゃんに
笑顔で手を振った



ちゃんと笑えてたかな?



近くのバス停まで送ると言ってくれたけど
おばあちゃんの腰の具合も気になったし・・・


ううん・・・・
少し・・・
1人になりたかった・・・というのが本音だったのかも



さとるにも送るって言われたけど
断った・・・・



今、まもるさんそっくりなさとるに会うのは
かなりつらい・・・





おばあちゃん家から少し歩くと
バス停が見えた





バス停には小さな屋根があって
3人くらい座れるベンチが置いてある


バス停にはあたし1人・・・
だと思ったけど


ベンチに腰掛ける人影があった
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