ヤンキー君とまさかまさかの同居!!?

好き・・・?

さっきは頑張ってごまかした。

そして、気付けば放課後。

「じゃぁ、帰ろう」

玲ちゃんが言う。

わたしたちはいつも三人で帰ってるんだ。

三人で話しながら靴箱に向かう。

あれ?靴箱に何か入ってる。

紙・・・?

―カサッ

そこにはこう書いてあった。

“ぶすのくせに調子のんな”

“きもすぎるんだけど”

なにこれ・・・。

「どうしたの?ひより」

遥が不思議そうに聞いてくる。

どうしよう。

こんな事言えないよ。

「ううん。なんでもないよ。」

とっさにその紙を鞄に押し込んだ。

< 33 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop