大好きなんだよ!!



「―…次、オレこれ行きたい。」


「えぇっ!?無理!!」


「全然大丈夫。」



嫌がる福永瑛未を、無理矢理連れ込んだ先には―…



「ギャ―――!!!!」



『怖ーいおばけ屋敷』



「嫌!!来ないで!!」


オレの洋服の裾をがっちりつかんで叫ぶ涙目の福永瑛未。



―…来ないでって…


いかにも中に人いますってかんじじゃんね。


あ、おばけ傷付いた。




「…早くっ…早く出ようよ!!」


「…分かったよ。」



しぶしぶ外に出るオレと、やっと外だって感じの福永瑛未。


個人的には最低でも、あと2分はいたかったなー




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