大好きなんだよ!!



―…もう始めてから30分は経つのに、全然進まない。


しかも、あと32部も残ってると思うとテンションは急降下。



「やっぱ、手伝ってもらえば良かったかも……」



そんな後悔という名の独り言をぐちぐちとこぼしていた。





―…パチンというホチキスの音が、私に最後の1部が終了したことを伝える。



「……はーっ…」



やっと仕事が終わったのは、始めてから1時間半経ってからだった。



「…疲れたぁー」


靴箱で靴を履きかえて、玄関に向かう。



……その時。


―――ザァァァ……



とうとう降り出した、ものすごい大雨。



外は、どす黒い雨雲に包まれて真っ暗。


「うそ……」


私、傘持ってないんだけど……




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